2018. 7. 25
Blogをご覧のみなさま、こんにちは!
バイヤーの米村です。
instagramにもアップしていましたが、先日、tan tanの営業メンバー・店長でデニムの工場見学ツアーに行ってきました!
tan tanでもファンが多いデニムブランド、YANUK ヤヌーク。
穿くと分かる、女性らしいシルエットの美しさや機能性、そして何よりも虜になる理由は穿き心地の良さですよね✨
2003年にLAでスタートしたYANUKは現在、日本で㈱カイタックインターナショナルによってプロデュースされています。
そして、デニムの名産地、岡山の自社工場にて生産から加工まですべてを一貫生産されています。
私たちはこの岡山・総社ファクトリーでデニムができるまでの工程を見学させて頂きました!
なかなか見ることのできない生産の現場を今回のブログでは特別編としてご紹介いたします。
普段YANUKを愛用している方も、まだ穿いたことがない方も‘’1本のデニムが出来るまで‘’をぜひ知って、今までよりMYデニムへの愛着を持って頂けたらうれしいです!
今回の工場見学でとにかく自分の想像をはるかに超えたのは1本のデニムに対する手間のかけ方。
まず最初はデザイナーのデザインをもとに洋服の基礎となるパターン(設計図)が作られます。パターンはパソコンでサイズごとに細かくデータ化。
できたパターンをもとに細かいたくさんのパーツに裁断されます。
たくさん写真をお見せできないのが残念ですが、総社ファクトリーにはハイテクな機械が盛りだくさん!
終始、私たちは「わぁ~」「すごっ!!」って子どもみたいに感動してました。笑
特殊なミシンがずらりと並ぶこの場所では、パーツ、組み立て、それぞれに1人ずつ縫製のプロが担当されており、正確かつ超スピーディーな作業には圧巻。
YANUKならではのモデル名もここで刺繍。
ここからデニムの表情を左右する加工。
パンツに成形されたデニムを巨大な釜(洗濯機)に入れて洗います。
ここでどのように洗うかによってベースの色やアタリの変化は様々。
イメージされた色にするために、職人が薬剤や石などの組み合わせを選んで作り出していきます。(石だけでも軽石・ゴルフボール・ゴムボールと種類が…)
ベルトや裾など細かい部分はサンドペーパーや電動ブラシで表面を削ります。
これを体験したのですが、まあ力加減が難しいこと!
M店長は納得のいく加工ができたのでしょうか?笑
そして極め付けがレーザー加工。
見学した全員が1番興奮したのがココです。笑
すごく未来的でカッコいいですよね!
数百度もなるレーザー光線でデニムの表面の染料を飛ばしています。
プログラミングされたデータをもとに機械が自動で細かい柄や文字を入れることもできます。
その後、ボタンやリベットのパーツが付けられて…
最後の仕上げ。
アイロンをかけて下げ札をつけて、出来上がったデニムを細かく検品。
これでデニムの出来上がりです。
ここでは簡潔に説明しましたが、実際は何倍もの細かい作業の積み重ねなのです。
もちろん、生地になるまでにも人の手と時間が必要。
たくさんの手間と愛情が込められたデニム。
毎日のように使い、変化する物だからこそ、作り手のこだわりやその物の本質を知り、長く向き合いながら身に付けたいと思いました。